というわけで、前記事では、書き込みのテストを行うのに、H2TestWを使う方法、使わないで自力でファイルを作成する方法の2つを試しました。もちろん、細かな解析まで行ってくれる分、H2TestWを使えばいいとは思うんですけどね。
Class 10のカードとかだとそれなりに時間がかかります。なので時短になるかと思いまして。テスト用のデータファイルを作って、それでメモリカードの中を埋めてしまおうという魂胆です。
方法はたぶんいくつかあると思うのですが、今回はコマンドプロンプトから、fsutilコマンドを入力して作成するという、ある意味プリミティブなやり方を試してみました。
コマンドプロンプトの起動
いろいろな方法があると思うのですが。一般的なやり方としては、スタートボタンをクリックしてWindows システムツールから「コマンドプロンプト」を選ぶ感じでしょうか。これ、Windows10 1909だとこんな感じですが、お使いの環境によっては、もしかして違ってるかも、です。
まあ、わたしの場合は。検索窓に"cmd"と入力すると、候補にコマンドプロンプトが出てくるのでそれを選択しちゃいます。
ファイル名を指定して実行の入力欄があったときはそこでEnterキーを押せばよかったんですけどねぇ(昔話は老化の証拠)
というわけで、基本的にはユーザーのホームディレクトリで起動するはずです。
データを作りますから、適当な空きディレクトリ(これが意外とめんどいんですが)に移動してください。
fsutilコマンドの実行
さて、いよいよ実行です。実際のコマンドはこんな感じです。
fsutil file createnew naslime.dat 1073741824
これってfsutil使って「サイズ1GB、名前がnaslime.datというファイルを新しく作成してください」という意味です。
※コマンドの並びは守ってくださいね。
それぞれの意味です。厳密には間違ってるかも知れませんがざっくりこんな感じ。
fsutil | fsutilを実行してください |
file | ファイル関係の操作を実行してください |
createnew | 新しくファイルを作ってください |
naslime.dat | ファイルの名前はこれにしてください |
1073741824 |
ファイルの大きさはこれにしてください |
表組みがなんかしょぼい…(改良予定)
タイプミスとかの問題がなければ、指示通りにデータファイルは作成されます。
わたしのPC(第7世代Core-i7、ただし2コアのお安いやつ搭載のノートPC)ですと、データファイルの作成とSSDへの書き込みはあっという間にいけました。
そして、メモリカードへ。
で、作成されたファイルは、エクスプローラ使って、ドラッグアンドドロップとかで、テスト対象のメモリカードにコピーします。こちらはカードの速度には依存しますが、それなりに時間かかります。
これを何回か繰り返していくと、そのうちメモリカードの容量の半分を超えるかと思います。それで合格かな?って感じになるでしょうか。 実は、これでは正しい容量かどうかの判別には使えません。容量偽装している場合でも、規定容量までの書き込みはできるように「見え」ます。
あと、時短できるか?は結論からいいますと。たぶん時短にはなりません。どうしても、コピー終了から次の開始までは時間、あきますからね。
なお、なんとかの考え休むに似たりで。「それならメモリカード上に直接書けば速いのでは?」というのもありかとは思いますが。
やってみましたが、やはりといいますか。メモリカードの書き込み速度がボトルネックになりまして。大きな変化は体感できませんでした。
おっと。次のメモリカードが届きました。さて、またテストしてみますかね。