スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

ヨーロッパで熱波、原因はアフリカにあるの?

戻り梅雨の日本に対し、ヨーロッパは大変なことになってるみたいです。ナスライム(仮)です。

バナナが切れたのでキーウィを!

んと、ドイツ在住の方から「ロンドンあたりでも40℃とか言ってますよう。うち冷房とか扇風機とかないの」というほぼほぼ悲鳴のようなお話を聞きまして。そりゃ大変!となりました。

朝、ラジオでは「ポルトガルでたくさんの人が熱中症になって…」という話も流れてきまして。いや、本当に、大変なことになったなーと思いました。

そもそもは快適なヨーロッパの夏

ヨーロッパというのは日本の感覚ではちょっと違うかな?と思うくらいに緯度が高かったりします。それでも、大西洋を北上する暖流の影響で、気候はそれなりに温暖です。日本と比べると年間での気温差が小さいのが特徴です。

イビザ島。ヨーロッパでも屈指のビーチだそうです。 Image from pixabay.com

 

一言でいうと「夏涼しく(それなりに暑いけど)冬温かい(いや冬は寒いです)」というわけですね。なんか、心の叫びが大きい気がしますけれども。

しっとりしとしとな冬を誇る、ロンドン(ヒースロー空港つまり郊外)の年間の気温推移を見ます。一番寒い月の平均気温は5.2℃ですから、ナスビタウンの-0,3℃とは比較になりませんし、東京の5.8℃と同じレベルです。

冬っぽいロンドン  Image from pixabay.com

 

ロンドン、北緯51度ですので、わかりやすくいうと「北緯50度カムチャツカ沖」のイメージです。なんか寒そうですが冬はそうでもない。夏は…まあ、観光ガイドでも「30℃を超えることはありません」的な書かれ方がされています。

マジやべえこの暑さ(語彙力)

昼間の気温はそこそこ上がりますが、湿度が低い上に夜間は気温が下がりますので、まず快適な季節なんでしょうね。ところが、ここ何日かの現実はというと…

www.bbc.com

将来リンクが見られなくなる可能性があると思いますので、タイトルを示しておきますと「イギリスで気温40度を突破、観測史上初 欧州で記録的暑さ続く」だったりします。観測史上初とか、おっかない単語が出てますね。

えーと、あの暑い東京ですら、観測史上で最高気温が40℃を突破したことはありません。最高気温が39℃を超えたのも3回のみです。(2022年7月20日現在)

北緯51度で気温40℃突破、というパワーワード…あ、カナダのバンクーバー近郊で50℃近くまで気温が上昇したこともあるのですが、それはそれでおいときまして。

www.bbc.com

ヨーロッパの多くの地域では、エアコンなどの冷房器具はほぼほぼ存在しないでしょうから、瞬間的にでも40℃オーバーとかそれに近い気温を記録すれば、大変なことになりますよという話なのでしょう。

なんでこんなに気温が上がったの?

というわけで(どういうわけなんだか)なんでまたこんな具合に気温が上がるのでしょうか。基本、大西洋の暖流の上空を流れる偏西風の影響で、ヨーロッパはいい気候になってると思うのですが…

多くの方がイメージしそうなアフリカ(サハラ砂漠)  Image from pixabay.com

 

あ、まあ、ネタばらししちゃいましたね。主犯?はその偏西風です。偏西風が蛇行を起こしまして、アフリカからの熱い空気をヨーロッパに呼び込む形になってしまったんだとか。

もちろん原因はそれだけではありませんし、気候変動とか難しいことはナスライムにはわかんないんですが。アフリカの空気が…となると、なんか納得しちゃいそうです。暑いイメージですものね。

「カムチャツカ沖ではないけど、北緯50度で40度突破、原因はアフリカにあり。だってアフリカって南にあって暑いもんね」で、うまくまとまりそうです。って、え?

アフリカ大陸の北と同じくらいの緯度…2006年のナスビ王国

アフリカ大陸の北部、チュニジアチュニスよりちょっと北くらいの緯度でも、冬にはこんな後継が見られるんですよ。

地球(ちたま)ってわけわかんないよね…ナスライムでした。