ほんと強いんですよ。ナスライム(仮)です。
日本の秋を彩る花のひとつとして、コスモスがあります。白から淡紅色、濃いめのピンクと桜を思わせる色合いだからか「秋桜」の異名も持つようですが…実は、これ、意外と新しい名前なんですよね。
本名は「オオハルシャギク」
この可憐な花の本名は、上の見出しの通りです。感じにすると「大波斯菊」でしょうか。大春車菊と書かないこともないのですが、それだと「秋に咲くのに春車菊」となってしまうんですよね。ああ、なんか冷えました…
いや、もともとのハルシャギクって、確かに春から夏にかけて花をつけるんですよね。ジャノメギクといったほうが通りがいいかも知れません。
というわけで、ハルシャギクのハルシャとは「波斯」つまりペルシャを意味します。原産地は北アメリカっぽいんですが、これは外国をあらわしているのかと思います。
ハルシャギクの仲間とは
ハルシャギク、仲間がいくつかあります。なかでも有名なのはこちら。
いきなりラスボスクラスが出てきましたが、はい、特定外来生物のオオキンケイギクです。絶対栽培したらダメなやつです。
んで、このあたりの仲間って、かなり生命力強そうですね。しらんけど。
いやまあ、それで。実は…コスモスことオオハルシャギクは、ハルシャギク属ではないんです。コスモス属なんだそうです。おたんこナスライムなもので、もう正直わけわからん…となってます。
コスモス属には他に、キバナコスモスとかチョコレートコスモスがあります。いずれも大正期の渡来らしいのですが、ここ20年ほどで急に見えてきたのかなという印象があります。あ、それ以前からかもですけれど。
とにかくつおい、コスモス
このコスモスですが、手がかからないというのはよく知られていると思います。日当たりが確保され、水はけがよければかなりのやせ地でも立派に育ちますので、観光資源として活用されたりもします。
ナスビ王国でも、かつてコスモスがひまわりを打ち負かしていた、という驚愕の現実を目の当たりにしたことがあります。
いやまあ、野原でコスモスの花を見るのはなごむのですが。強い植物であるということを意識する必要はあるのかも知れませんね。
明日から9月、冬の準備をはじめなくては!ナスライムでした。安寧な午後でありますように。