スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

【七十二候】小雪初候:虹蔵不見(にじかくれてみえず)

月が変わったらちょっと冬っぽくなるかも。ナスライム(仮)です。

今のところこの山茶花はまだ花を見てません。2020年11月撮影。

というわけで、小雪も既に4日目くらいなので間もなく次候なのですが。初候はといいますと「虹蔵不見」と書いて「にじかくれてみえず」と読みます。まあ、そのとおりで「虹を見かけなくなるシーズン」というわけですね。

虹はなぜ見えるのか?

というわけで、虹ってぶっちゃけると「空気の中に水滴があって、そこを光が通過する時にばらけて見える」という現象なわけです。空気中に水滴がなければ当然見えるはずもないものです。

この季節は日本海側を除けば空気が乾燥しますす、光も冬ですからね。虹をつくる材料は乏しいわけです。でまあ、虹が見られるようになるのは、4月中旬頃の清明の末候である「虹始見」、にじはじめてあらわるまでは、七十二候的にはお預けということになります。

あ、これ、冬の虹です。2019年12月26日撮影。

こんな感じで、冬にも虹が見られることがないわけではないんですけどね。率直に「レアキャラ扱い」でいいのかな、とそんなことを思います。

なお、中国でも小雪の初候は同じ「虹蔵不見」です。セットになっている「虹始見」も清明の末候ですから、虹に対する認識は日中で共通だったのかも知れませんね。というわけで「虹」というと思い出すのはこの曲「Over the rainbow」です。

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オズの魔法使い」で使われた曲ですが、ジュディ・ガーランドにはじまって様々な人がカヴァーしています。んで、ナスライムは山本直純さんアレンジによるこのヴァージョンが好きだったりするんですが。これ、50代なかば以上の人でないとピンとこないかもです。

虹の橋を見かけるようになる頃には、ふたたびの「春たけなわ」になってるんでしょうね。初冬、素敵な週末になりますように。ナスライムでした。