橘薫るのは5月でしたっけ。おナス(正式)です。
各地から雪の便りもとどきはじめましたね。小雪も末候「橘始黄」に突入しました。「たちばなはじめてきばむ」と読みます。読んだ通りで、橘の実が黄色く色づく頃、ということになります。
橘ってナニ?
とはいえ、橘ってなんでしょうね。おナスも、実のところよくわかっていないんですけれども。どうやら、日本では古くからある柑橘類の一種のようです。柑橘類ということで、みかんの仲間ですね。
まあ確かに、これから旬を迎えてきます、柑橘類。温州みかんもいいのですが、おナスは2月過ぎてから出てくる雑柑類が好きなんですよね。ポンカン、はるみ、はるか……ああ、思い出しただけでよだれが出てきそうです。
ちなみに、雑柑の中には大和橘という品種もあります。はい、橘が色づく季節なのですね。残念ながら、ナスビタウンのある長野県ではみかんの商用栽培は不可能ですが。ナスビ王国・新潟県では、佐渡で古くからみかんの商用栽培が行われています。
佐渡はりんごも栽培してるんですよね。なんかよくわかんないんですが、すごいぞ、佐渡島!という感じです。
中国では「閉塞而成冬」
というわけで、中国では橘云々ではありませんで。閉塞而成冬と書いて「へいそくしてふゆとなす」という感じなのでしょうか。閉じて、塞がれて。うーん、なんか気詰まりな感じがしますね。
冬の天気を思えばですね。曇りの日が続いて……というのが標準的な気候なのでしょうから、空が塞がるという感じのこの表現には納得しちゃうかも知れません。
ああ、まあ、立冬から一ヶ月弱が経過しているわけです。光は既に冬で、気温は光に一ヶ月ほど遅れてきますので、いよいよ気温も冬ですよ、ということなのかも知れません。
さて、ひとときの休息時間は過ぎ。明日からまた普段どおりの日々がはじまるという方も多いかと思います。3週間後にはクリスマス、あっという間に年末ですね。
まずは次の一週間、元気に過ごすことができますように。おナスでした。