予想してはいたんですけどね。おナスです。
ここ7年ほどご無沙汰してるんですが。新潟市はおナスの好きな町のひとつで、お出かけのときはちょっと気分が上がるところだったりします。
ナスビ庵の前の用水路は、そのままどんぶらこっこと下っていけば新潟市に至るんですけれども。つまり日本最長(流域面積では3位)を誇る信濃川の上流にナスビタウンがあるってことですが、その程度には身近に感じてます。
あ、あくまでおナスがですけどね。
その新潟市で桜が開花
では。日本気象協会さんのサイトで、3月23日時点での開花予測を見てみましょう。
これによると新潟市は3月28日に開花の予想となっていますね。つまりこの時点での予想から1日早くなったということでしょうか。上記のサイトにカレンダー形式にまとまった表がありましたので、そちらを確認しますと。
仙台あたりでは新潟より先に開花する予想でした。実際の開花は気象庁さんのサイトを見ると3月26日ですね。1日の差は誤差の範囲かと思うのですが、新潟と仙台の年間気温推移を比較した場合、新潟市のほうがほぼ1℃高かったりするんです。
今年の「逆転」現象は何があったのかなと。もしかしたら、この冬の期間だけは仙台のほうが暖かかったんでしょうかね。いや、それも確認すればいいんですけれどね。
あれ、鹿児島さんどうしたの?
というわけで。このカレンダーを見てて気づいた人もいるかも知れませんね。鹿児島と仙台の開花予想日が同じで、満開になるのは遅い!という謎の事実に。
予想上では開花から満開まで金沢が5日、仙台は6日、新潟は4日でいけちゃうとなってるんですが。鹿児島はずいぶんゆっくりで9日かかるんだとか。どうしちゃったのかな?という感じですが。
これ、少し前の朝のNHKニュースで説明されてました。いわく
- さくら(ソメイヨシノ)の開花には冬の寒さが必要(休眠打破)
- 鹿児島はここ数十年で冬がだいぶ暖かくなっている
- 結果として休眠打破が中途半端になる
というのが、鹿児島における桜の開花が遅い理由とのことで。「ボーっとしたまま春を迎える南九州のさくら」なんて言われ方をされていました。どこかの五歳児に鹿児島の叱られてしまいそうですね。
ニュースの中ではこの先「ちきゅうおんかんば」が進んだ場合、南九州では桜の花が見られなくなるかも、という怖い話もされていました。
花は桜だけではないけれど
春分を過ぎ、本州の高地でも春本番を迎えることとなりました。これからいろいろな花があたりを彩ってくれるわけで、桜だけが花ではないんですよね。事実、おナスもそういうスタンスです。
でもやはり、さくらには特別の思い入れを持つ人も少なくありません。その桜が見られなくなるのは寂しいかも。もっとも、沖縄ではソメイヨシノではなくヒカンザクラ(琉球寒緋桜)という紅粉色が強い品種がメインでして、そちらに楽しみが移行するのかも知れませんけれども。
そうならないようにしたいなぁ、なんてことをおナスは思ってしまったのでした。ボーッとしてても、ソメイヨシノが開花するくらいがいいのかな、なんて。
おナスが持つこのあたりの感覚は、どれだけ冬えらい目にあっても春になるとその辛さを忘れるという、ガチの豪雪地帯育ちだからこそなのかも知れませんね。
ヴァイナル・ミュージック歌謡曲2.0の後継番組「ARTIST FC」は評価保留中、おナスでした。