これでもう怖くない?前立腺針生検体験記(たぶん最終章:検査本番編)
冷え込みましたね。おナスです。
空気が晩秋のそれに入れかわったようで。というわけでいよいよ検査も本番です。こちらの続きですが、他より少し長いのであらかじめご了承くださいね。
検査は会陰経由ではなく直腸経由、しかも部分麻酔ということで少しだけ気持ちは楽でしたが。それにしても、まあ、はじめての検査ですからね、緊張はしています。
たぶん、はじめての砕石位
検査室内には検査台がありました。おそらくその半分程度がカーテンで仕切られています。ここで荷物をワゴンに置き、ボトムスを全部脱ぐよう指示されました。
ここでイヤイヤやったら、それこそおたんこナスビ認定です。指示にしたがい、検査台に乗ります。医師はもちろん装置とかはカーテンの向こうですので、見ることはできませんが、とりあえずタオルがかかっていますので特に恥ずかしさはありません(おナスの感想)
検査は側臥位ではなく砕石位で行うとのことで。婦人科の診察ではよくある体位らしいのですが、普通の男性ならば恥ずかしさに卒倒しそうになるかも知れませんね。卒倒しようにも横たわっているという罠が仕掛けられていましたけれども、大丈夫ですええきっと。
あ、おナスはおたんこナスなので、全然気になりませんでした。むしろ「貴重な経験」くらいに考えていたのが実際のところです。この先、検査を受ける予定の方は、こういう体位になるかも...ということは心しておきましょう。
これ(どれ?)ぞ、未体験ゾーン...!?
カーテン越しに、医師から検査等について簡単に説明がありました。そして肛門周辺に麻酔薬(たぶんキシロカインとかそのあたり)が塗布されます。
そのあと、いわゆる直腸診みたいなぐりぐりがあり「うへえ」という突き上げた感覚がありました。医師いわく「これが前立腺です」とのことでして。そ、そうだったのねと思いリラックス...はできませんね、このシチュでは。
麻酔が効いてきてから、器具が肛門に挿入されます。いやまあ、大腸内視鏡を5回位経験しているおナスにとって、肛門に器具を挿入されるのは別にどうということはありません!みたいに想定していたんですが。
んぐぐ?い、いたいかも?という感じになりました。あとで知ったのですが、一般にその器具は直径が2.5cmくらいあるんだそうで、だとすればそりゃ痛いですよね。
今回の検査では針は左右4箇所ずつ、合計で8個所に刺すという話でした。で、そこからのことはあまり覚えていません。超音波で前立腺の状況を見ながら、MRI検査で見つけた「あやしい」部分を重点的に採取するんだろうなぁ、なんてことを思っていたんですけどね。いやまあ、医師の説明を聞きながら、検査の進みを待っていたのですが。
針の感覚は、痛みより衝撃
「では今から針を刺します」「ちょっと大きな音がいます」「衝撃と痛みを感じると思いますが痛かったら言ってください」とのことで。「ばしゅん!」みたいな感じの、割といい音がするんですよね。で、針を射出したタイミングで衝撃はあったんですが、痛みそのものはそんなに感じませんでした。いや、お尻の穴痛すぎてそれどころではないのナス...
おそらく狙いを定めているのかと思いますが、針は連続的ではなく、間隔をおいて射出するのです。それにしてもお尻の穴が痛い...射出するたびに医師が状況確認のため声がけしてくれるのですが、感想としては「お尻の穴がかつてない痛さ」ということなのですね。ごめんナスい。
で、内蔵を経由して別の内蔵に針が刺されているというのに、なんというかそのあたりの痛みはほぼ感じなかったのです。麻酔が効いてるのかな?とは思ったものの、検査終了後に麻酔が切れたらなんかコワいかも、みたいなことはうすらぼんやりと思っていました。
そして検査は終了。止血できているか医師が直腸を確認し「あ、大丈夫ですね」となりました。いや、憑かれたというよりお尻の穴が痛いですよう...検査というか、器具が肛門に挿入されていた時間はおそらく10分とか15分くらいだったと思うのですが、はじめてだったからか長く感じました。
ほどなくして「起き上がって着替えて大丈夫ですよ」と言われたのですが。肛門付近の痛みに負け、数分ほど休ませていただいたおナスだったのでした。
えと、すみません。検査終了から帰宅、就寝までをまとめました。よろしければどぞ。