スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

日の入りが一番早い日は、意外にも……

すっかり日の入りが早くなったことにも慣れ…てはいませんよ。ナスライム(仮)です。

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ハラマキ編んでもらいナスた!

防寒は着込めばなんとかなりますが、昼が短いのはいかんともし難いんですよね。光合成が捗らない……あ、それはともかくとしまして。

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いくら陽射しがあっても、ナスは暖地の生き物なので冬はつらいナスぅ……

あと10日ちょっとで冬至なんですよね。今年、2021年の冬至は12月22日の水曜日です。言うまでもなく、北半球では一年でいちばん昼の時間が短い日なわけです。そうか、もう少し待てば日が少しづつ長くなっていくんだねぇ、なんてことを思うわけですが。

実は。もう、日の入りが一番早い日って過ぎていたんですよね。このサイトですと、秒単位での日の出日の入り時刻が1年分、確認できちゃったりします。執筆時点ではマップがうまく埋め込めていないようで、そちらからの指定は残念ながらできませんが、メニューからいろいろ指定可能です。

sunrise.maplogs.com

でもって、ナスビ王国の首都(おい)がある日本国新潟県M市(ただしかなりな山間部)の日の出日の入りを見てみましょう。

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2021年12月の日の出と日の入り(新潟県妙高市関山)

で、これを見ますと

  • 日の入りが一番早いのは12月6日
  • 日の入りが一番遅いのは12月31日(注)
  • 冬至は12月22日なのに、21日のほうが昼の長さが1秒短く見える

ことがわかります。あれれ?冬至の日って、日の出が一番はやくて日の入りが一番遅いのでは?と思っていたのに、なんでこんなにズレてるんだろうか、と思っちゃいますよね。

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ナスには理解不可能ナスぅ~(ああつめたい)

これ、ざっくりいうと地球の自転軸のズレであるとか、公転軌道が実は真円じゃないということが関係してるんだそうです。事実、地球と太陽の距離が一番近くなるのは1月上旬(近日点というんだそうです)で、離れるのは7月上旬(遠日点)なんですよね。

まあ、このあたりの関係はいろいろめんどくさい(こら)ので。別の記事で書くことにしようかと思っております。次に進みますね。

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おみかんどうぞ

日の出なんですが、ナスビ王国らへんでは実は1月上旬が一番遅かったりします。前出の表では、大晦日が一番遅いように見えますが、年が明けてもしばらくは日の出は遅くなります。これ、傾向として高緯度地帯では冬至の日に近づき、赤道に近づくと冬至の日から遅い方に離れていくようです。

あと、謎の冬至と昼の長さが一番短い日のズレです。冬至は太陽黄経270度に来た瞬間を含む日、と定義する(定気法)ようでして。定気法の定義は太陽黄経、ていきほうのていぎ…うー、くっくっくっ。

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「いいかげんにしないと辛いの食べさせますよ!」とお怒りのホイミスライムくん

ダジャレはおいときまして、2021年の冬至日本標準時で12月22日の0時59分なんだそうです。そうなると、びみょーに変わってくる可能性もなきにしもあらず、かもしれませんね。ナスビ王国は日本標準時UTC+9とかいうらしいです)の場所より東にありますので。

参考までに、昼の長さが一番短い日は北回帰線付近にある台湾・台南市で12月21日と22日が秒単位で同じ、日本のほかいくつかの地点でもそんな感じでした。それらより高緯度になるアラスカのフェアバンクス郊外やカナダのグレートベア湖では12月20日でしたが、日付変更線の西側にある(つまり日が1日進む)ペトロパブロフスク・カムチャツキーでは12月21日と22日が同点でした。

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怒られちゃったナス・・・


このあたり、調べてみるともっと面白そうですね。というわけで、冬来たりなば春遠からじ。寒い季節も乗り越えて行きましょうね。ナスライム(仮)でした。よい週末を!