Windowsの世の中は11に進みつつあるようですね。おナス(正式)です。
普及率も高くなったパーソナルコンピュータ(PC)ですが「なんか動きがもっさりしてる」という感想を持たれている方も少なくないと思います。実際、もっさりしてる(重い、と表現することが多い)んですよね。古くからPCを使われている方の場合、特に感じるかも知れません。
新しいパソコンの処理性能は以前に比べ向上しているのですが、オペレーディングシステム(OS)と呼ばれる基本ソフトにも、いろいろな処理が加えられています。向上した処理能力をそこに割かなければいけないため、結果として反応速度はさほど上がらないわけですね。
古いPCでたとえばWindows7や8.1から10にアップグレードした場合、むしろ遅くなると感じるかも知れません。
冒頭に書いたようにWindowsの時代は既に11が始まっていますが、そのあたりの評価をおナスはまだ出来ていません。OSの推奨性能が上がってますので「ああ、やはり重くはなるんだろうなぁ」と推測しています。
SSDに入れ替えよう!
「遅い」と感じるPCですが、多くは補助記憶装置(プログラム≒アプリとかデータとかを入れておくところ)にハードディスク(HDD)というものを使っていることが多くなります。HDDのアクセス速度、決して遅くはないんですが、ちょっとそこでは追いつけないレベルでやるべきことが増えちゃってて、結果として「遅い」となるんですね。
それなら、補助記憶装置のスピードを上げてしまえばいいわけです。そこで登場するのがソリッドステートドライブ(SSD)と呼ばれるものです。HDDの中身をSSDに入れ替えてしまえばいいんですね。
とはいえ、この作業を行う場合にはデスクトップPCでも、ノートPCでも中からHDDを取り出す必要があるんですね。基本的にはプラスドライバーがあればできる作業なのですが、「外したネジが余ってしまう」みたいなことが頻発するレベルでの面倒な作業でもあります。
詳しい人に聞くか、プロにお願いしちゃったほうがいいでしょう。
PCが古すぎると効果なしということも……
ところで、注意しなければいけないのは、SSDに入れ替えても効果がほとんど見られないケースがあることだったりします。おナスも、Windows7で使っていた古いノートPCを、Windows10にアップグレートしたところ、ものすごーく重くなったことがありまして。
「これでもSSDにすれば軽くなるかも!」と考えて入れ換えたんですけどね。残念ながら、ほとんど効果がありませんでした。こちらは処理性能が低いうえにメモリも少ないPCだったので、SSDにするとか以前の問題だったわけですね。
あ、速度は上がっていたんだとは思うんですけどね。実用に十分な性能は確保できなかった、ということに尽きます。おナスの場合は余った?SSDが使えたらいいな、くらいのノリだっので実害は少なかったんですけどね。
やってみたらダメでしたでは悔しいですから、見極めはしっかり行いましょう。こういう相談は周辺の詳しい人、できればプロにするのがおすすめです。
SSDにするデメリットは?
というわけで、長所があれば欠点もあります。SSDにするデメリットはあるんでしょうか。これ、実はすごく単純です。
- 容量あたりの価格がHDDより高い!
- 最大容量がHDDよりだいぶ小さい
最大容量ですが、ここで取り上げている2.5インチのSATA SSDのうち、比較的容易に購入可能なのは4TBです。いっぽうでHDDは、2回りくらい大きな3.5インチHDDであれば、16TBのモデルが購入可能です。あ、どっちも結構なお値段がします。
参考までに、大きさが2.5インチのHDDですと、やっぱり容量4TBくらいが最大レベルにはなります。ともあれ、一般家庭で使うPCの場合、その多くは500GB程度でしょうから、むちゃくちゃ大きな補助記憶装置(HDDとかSSD)はおそらく不要ですよね。
というわけで「パソコンのHDDはやめてSSDにしましょー」のおすすめでした。SSDよりHDDが向いてるシーンというのももちろんあるのですが、ホームユースだとちょっと考えにくい、というのがおナスの考え方です。
実際の入れ替え手順みたいなものは、あらためて記事を書きますね。おナスでした。
シャイニングマンデー!(ついついMUSIXのノリで)