ストーブをしまうタイミング。
意外と難しいんですよ。おナスです。
ナスビタウンはいわゆる中央高地式気候でして、気温の差が大きかったりします。これ、どういうことかというと、昼間は十分あたたかくなっても、朝晩は冷え込んで寒くなることも多い、ってことなんですよね。
これからの季節は梅雨寒もありますから、朝だけですが6月でもストーブ(ほぼ石油ファンヒーター、開放型石油ストーブもありますがほぼ使わない)を稼働させることはあります。この、ストーブをしまうタイミングというか、その準備って毎年悩むんですね。
しまう前に必要なこと
石油ストーブやファンヒーターがその役割を終えて、10月頃に再び使うようになるまでの間はしまうのですが。その前に、暖房機器に残る灯油をからっぽ(感覚というか比喩)にしておく必要があります。
機器内で夏越しした灯油は「くさる」んですね。変質した灯油は故障のもととなりますから、それは避けたいところです。ですので「空焚き」と呼ばれる作業を行うわけですね。
おナスの庵には、現役で稼働している石油ファンヒーターが5台あります。それらのうち4台は稼働時間がきわめて限られています。脱衣場においている最古参(2002年購入)のものや、茶の間に置いているものは1日1時間弱の稼働で、おナスの主寝室に置いているものは使わない日も多いのです。
ナスビタウンに重たい雪が降り始め、少しずつ春の予感が近づいてくる季節になりますと。そういう使用頻度の低いファンヒーターへの給油を控えるようになります。
ベースになる気温も上がってますから、灯油の消費量も減るんですよね。そういう条件も加味して「そろそろ半分くらいでいいよね?」みたいに加減します。週間だけでなく、中長期の天気予報も加味しながら決めます。
「からだき地獄」
まあ、その時点での予測はかなり厳し目でして。多くの場合は追加の給油が必要にはなるんですけれども。4月になって桜の便りが聞こえてきますと、おナスの主寝室のような必要性の低いところから順次「今シーズンのストーブ運用終了」としていきます。
最終的には6月上旬くらいに全部処理を終わらせるのが目標なのですが。この、灯油が微妙に余ってしまったりすると、えらいことになったりします。ある程度余っていた場合は、ストーブの燃料タンクから外のでっかいタンク(給湯機・床暖房ボイラ用)に移せばいいのですが。
少量だからと空焚きを強行した場合。気温が上がっている状況でストーブを燃焼させても、灯油は減らないんですよね。庵のファンヒーターの最高温度は30℃ですが、気温がそれに近い、下手すると超えてるわけですから、空焚きもなかなか終わりません。はい、何度もやってます。
いやまあ、春になったタイミングで。灯油はさっさと使い切ってエアコンのある部屋はエアコン使えばいいんですけどね。トータルでの燃料代がそんなに変わるわけではありませんけど。それでも、空焚きは必須と考えています。変質灯油は怖いですからね。
おナスでした。シャイニングマンデー!とはいかない空模様ですね。