9月といえど、暑い日が続きますね。ナスライム(仮)です。
日曜を迎え、暑さが戻って来た感じがします。雑な言い方なんですけど昔って、9月ともなれば少し暑い日はあったかも知れませんが、こんなに長く真夏日が…というのはあまり感じたことがありませんでした。
過去40年の真夏日日数を見てみよう
体感ですが、80年代前半までは割と寒い夏が多かったと記憶しています。90年代から暑くなってきたなという感じですね。というわけで、今回のナスライムラボ/自称・気象DB(全国100箇所くらいの1981年から2021年の気温三要素を収載)では「残暑は厳しくなったのか?を、9月における真夏日出現日数から見てみたいと思います。
ひとまず、日本全国で5箇所を選定しました。
大阪か松山、福岡あたりを「西日本代表」として選定してもよかったかも?とは思いましたが、太平洋ベルト(茨城県から福岡・大分県を結ぶベルト)は1箇所を見れば十分かなと思い(雑ですね)とりあえずこんな感じにしたのです。
では、1981年から2021年までの、9月の真夏日日数をシンプルに折れ線グラフにしてみます。もう少し気の利いたツールつかえればいいんですけどね。とりあえず見てみましょう、じゃん!
増えているのかも知れませんが…はっきり言って「わからん!」ですよね。年ごとのばらつきが大きいですから、そう感じるのも無理はありません。
というわけで、5年ごとの合計で推移を見ますと。こんなんがでました。
こっ、これは…はい、明らかに9月の真夏日は、5つの地点とも増加しているように見えます。もう少し詳しく書きますと
- 那覇と名古屋、松本は2006-2010がピーク
- 新潟と札幌はほぼ増加基調(2016-2020は横ばい)
となっているように思われます。
増えていた、9月の真夏日
こと、真夏日という観点では。9月の真夏日は各地とも増加傾向にあったわけです。
もう少し細かく見ると、例えば那覇ですと9月でも連日真夏日という年も多いんですが、2009年と2021年に関しては「毎日が真夏日」になっています。さすが南国ですね、というか、25日以上の真夏日は、2001年以降は10回出てるんですが、2000年以前は1983年に1回出ただけだったんです。
あと、20世紀のうちは9月の真夏日日数が15日を突破することもほぼなかった名古屋ですが、2005年、2007年、2019年は真夏日日数が20日以上となっています。いっぽうで、2015年は2日だけですから、秋の訪れが極端に早くなる年もあるわけですね。温暖化により気温の振れ幅が大きくなるのは知られたところですので、不思議なことではありません。
新潟や松本では、月の半分近くが真夏日になる年も見られるようになっています。9月の真夏日はほとんどなかった札幌でも、それを観測する年は増えてきています。
基本的に、真夏日の日数は増えてており、9月の暑さは強まっている傾向が見て取れそうですね。
というわけで、次は熱帯夜の傾向を見てみたいと思います。そもそも熱帯夜がほとんどない札幌と松本を外し、中四国と九州から1箇所ずつ地点追加する感じで確認してみようかと思います。
ナスライムでした。新しい一週間が、素敵なものになりますように。