週初め、TBSラジオ「Musix」で目覚めましたよ。シャイニングマンデー!かも知れないナスライム(仮)です。
昨日書いたのが「9月の真夏日」でして。そちらは増加していたことがわかりました。
というわけで、暑さをはかる基準のもうひとつは「熱帯夜」と思います。少し、観測地点を変更しました。
ではでは9月の熱帯夜!
今回の観測地点はこんな感じです。真夏日でとりあげた札幌やナスビタウンこと松本は、そもそも熱帯夜そのものの出現日数が少ないため、高松と福岡を加えました。
データを「自称・気象DB」から抽出し、グラフ化してみました。じゃん。
新潟から福岡にかけての4地点は、年による変動が大きすぎてよくわからない(それでも増えてるようには見える)んですが。那覇のデータに対して、雑に補助線を引くとこんな感じで右肩上がりになっているのがわかります。増えてるんです。毎日熱帯夜!なんて年もあったようですね。
というわけで、新潟から福岡にかけての4地点だけをピックアップしました。
「ああ、年を追うごとに増加してるっぽいな」というのは見て取れると思います。というわけで、ここではグレーのライン、高松に注目しております。元々、高松では9月に熱帯夜が観測される年はかなり少なかったのですが、90年代後半からその時期は秋の訪れが早かったと思われる、名古屋や新潟を逆転しています。
2000年以降は、10日とかそれに近いレベルで9月に熱帯夜を観測する年が出ています。こういう年は秋の訪れが遅れていると考えればいいのかなと思うのですが、過去には見られませんでした。
それはともかく、じわじわと9月の熱帯夜が増加していき、ときに多い年がある他の3都市とは違った動きを見せているなと感じます。
大まかな流れをよりつかみやすくするために、那覇を除いた4都市について、5年ごとの合計日数をグラフにしてみました。色をかえて補助線をつけましたが、これもゆるやかに増加しています。
なお、新潟がずーっと増加ですが、その他の各都市が2006-2010にピークがあります。とはいえ、そのピークを除いてしまえば、右肩上がりなのは結局変わらないということに気づくことができます。増加基調に歯止めがかかっているわけではないのでしょう。
年による差は大きいけど…
というわけで。熱帯夜に関しては、正確な日数を知ることは残念ながらできません。朝の最低気温が25℃以上でも、その日のうちに25℃未満まで下がればカウントされないからです。
それゆえ、厳密な計算に使うことは難しいのかも知れませんが。ふんわりとした傾向を見ていくための材料にはできそうです。ともあれ、年による差が大きいのは「秋の訪れが早い年と、夏が気合い入れて阻止した年」の差が出つつあるから、という気はしています。
そういえば1987年リリースのこんな歌があります。これ、夏が今ほど厳しくなかった時代だったから、成立したのかも…なんてことも感じちゃうんですよね。いやまあ、秋は確実にやってくるわけですけど。
ナスライムでした。素敵な一週間をお過ごしくださいね。