スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

夏日はいつまで?ナスビタウン(長野県松本市)から全国?まで

週末、また夏日になるかも。ナスライム(仮)です。

トマトも入手が難しくなってきました

暦の上では来月上旬に冬を迎えるわけですが。一年で最終の「夏日」って、果たしてどのくらいまであるのかな?ということが気になりましたので。ゴキブリも棲めない魔境、ナスビタウンの例を確認してみました。

あ、チャバネはいますよ。超級豪雪地帯のナスビ王国には普通にいる、黒くてでっかいのを見ないんです。そういう意味で、ナスビタウンはとっても平和ですよね。

てはじめに、10月

ここは「自称気象DB」の出番かとは思うんですが。残念ながら、1980年以前のデータは収載しておりませんので。気象庁の「過去の気象データ検索」を見てみましょう。

www.data.jma.go.jp

これ、結構便利なページだと思うのですが、基本的にはあまり用事のある人はいないのかな、という認識です。というわけで、地点をナスビタウン(長野県松本市)に設定して「地点ごとの観測史上1~10位の値」のリンクをクリックしてみましょう。

他にもいろいろ面白そうなものがあります

最初は「通年」での記録が表示されますので、10月を選択してみてくださいね。注目するのは「最高気温の高い方」ですので、そちらを見ると…

まさかの真夏日が(ただし1日のみ)

10位の記録が28.9℃ですから、10月に夏日は、普通にあることがわかります。1日だけ真夏日を観測していますが、これは1962年ですから60年も昔のことですね。

蛇足ですが、10月には冬日も普通にあるように見えます。こちら、見えている範囲ではほぼ第二次世界大戦以前の記録ですので、詳細は「自称・気象DB」を見ないとなんとも言えません。可能性として、ナスビタウンの10月は「夏日と冬日が同居する月」かも知れませんね。

11月になると…

では、立冬を迎える11月はどうかといいますと。

あっ・・・

夏日を観測したのは過去2回のみ。それも1940年と1977年ですから「自称・気象DB」には記録されていないものとなります。それでも、10位の値が23.0℃ですので、11月に20℃を上回る日はいくらかはある、と考えることができそうですが。

ナスビタウン、内陸だけあって秋の深まり方は早いと言えるのかも知れませんね。そこで、100kmほど北にある夜桜お七で有名(お七は違います)かつ、ナスビ王国からは官署観測点として最寄りとなる、上越市高田の例を見てみましょう。

おまけ・高田の秋は、しゃらららら~

念のため、ナスビタウンより標高低い高田は、年平均気温が1.7℃ほど高くなります。ですので、あったかいのは織り込み済みです。

まずは10月の図表からです。

うん、高いですね。

ちょっと待って。ベスト10全部真夏日…平均気温差の1.7℃を引いても意外な展開にナスライム、ちょっと震えております。もしかして11月はどうなのかというと。

うおりゃー(投げやり)

やはりベスト10は全部夏日。1.7℃をマイナスしても、5位までは夏日です。というか、11月20日に28.1℃ってどうしたの?冬至まで1ヶ月くらいしかない時期ですよ、となってます。まあ、年によってはみぞれになる時期ではあるんですよね。

ついでに12月を見ましたが、さすがに夏日の観測記録はありませんでした。

12月のエイプリル・フール

1929年に23.7℃を、1929年と1982年には23.2℃を記録しています。年によりホワイト・クリスマスを迎える土地柄ですが。気圧配置により気温上昇が起こりやすいところでもありますので、今後は起こり得るかも知れません。

暖地だって12月に夏日は「ない」

もちろん、沖縄や小笠原諸島のように、北緯20度前半の緯度の地点では、12月にも夏日はありますが。寒冷地目線の「暖地」東京名古屋大阪あたりでも、12月に夏日は記録したことないんですよね。名古屋に至っては、12月の観測史上最高気温は22.6℃なんです。まあ、名古屋って意外と寒いんですけどね。

www.youtube.com

なつかしのヒット曲をどうぞ

四国では徳島と松山が、九州では福岡と大分、宮崎はそれぞれ1回ずつ記録していますが、高知や熊本、鹿児島といった「南国」イメージがある都市では記録がありません。

雑な括りですが、夏日のチャンスというのは本州四国九州エリアは概ね11月まで(ない年も)で、北海道の多くやナスビタウン等の寒冷地は10月がラスト、北海道でもさらに寒い地域では9月が最終という感じ、でいいのかなーなんて思います。

ナスライムでした。フルーツたべて冬に備えナス!