スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

150年の鉄道の日、信越鉄道ことはじめ

そしてまた電車とは無縁の生活に。ナスライム(仮)です。

安心のボックスシート

本日10月14日は鉄道の日。150年前の1872年、新橋と横浜との間に日本で最初の鉄道が開通した日です。鉄道の日として制定されたのは意外と新しく、1994年のことです。

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テッピーとテッピーナがかわいい…という話はおいときまして。

その後日本の各地で鉄道は建設されていきます。ナスビタウンことここ松本市に鉄道が来たのは1902年、国鉄篠ノ井線の西条~松本間の開業によって、北側つまりオリンピックシティ(長野市)やらナスビ王国(新潟県上越地方)方面から南下してきた路線により、鉄道の時代を迎えることとなったのです。

あ、なんとまあ。120年の節目でしたね。参考までに、松本開業は6月でしたが、12月には塩尻駅まで延伸され、篠ノ井線が全通することになります。最初の鉄道開通から30年ほどかかってるので「いやぁ意外とかかりましたね」という感想なんですが。

信越鉄道ことはじめ

では、ここ長野県での最初の鉄道開業はいつなのでしょうか?いう疑問が出てきますね。答えは1888年5月、国鉄信越本線(当時その名前だったかはわかりません)関山~長野の延伸開業によるものです。なんと、ナスビタウンより14年も早かったんですね。

そのときに開業した田口駅(現:妙高高原)裏の川をわたるとそこは信州

あ、いまほど「延伸」と書きましたが。そこから遡ること2年、1886年8月に、官設鉄道らしいんですが直江津~関山間が開業しています。で、これは新潟県ではじめての鉄道でもあります。

関山駅。現駅は開業時、スイッチバック用の引込線があったあたりです。

当時から人口の多かった新潟市では、最初の駅となった沼垂駅の開業が1897年ですから直江津~関山から11年もあとになってます。着工の優先順位とかがよくわかりませんが、あの時代、まずは着手できるあたりから優先的に…みたいなことはあったのかも知れないな、なんてことを思ってます。

便利になった…

1979年10月の時刻表。信越本線直江津~高崎間のページ。

実はKindleにめっちゃ古い時刻表があるんですが(たしか大正、上越線開業前)今手元にあるのがこちら、1979年の10月のものです。長野~上野間が、特急「あさま」で3時間20分かかってるんですね。松本~新宿間はもっと悲惨で、最速で3時間40分とかそんな感じです。

新幹線スゴイ(たぶん硬いアイスはないです) 長野駅、2019年6月撮影

現在、長野~東京間は速達タイプだと1時間半かかりません。うおう!

在来線でも、1979年時点で3時間半かかっていた長野~名古屋間(実は電化によるスピードアップ後)は、2022年ではほぼ3時間と、30分ほどの短縮となっています。経路が変わってしまった松本~新宿は単純比較できませんが、最速2時間半を切るようになりました。1時間以上の短縮です。

りゅ、りゅうおう、ですか…?(スライムがくぶる) 新宿駅、2019年9月撮影

ただ、このナスはお仕事で東海道新幹線にさんざん乗車した過去があります。物理的な距離はともかく、心理的な距離は正直、感じちゃいます。近日中に東京までおでかけしなくちゃな状況でもありますからね。

ともあれ、蒸気機関車が主流の時代から見ればどれも「はやっ!」だと思います。快適にもなりましたし。優等列車の居住性も、格段に高まっていると感じています。

北海道・東北新幹線はやぶさ」車内 2019年6月撮影

気軽に往来できる日が来ますように。ナスライムでした。