もしかして夏日になるかも?夏野菜の一種なおナスです。
全国的に高温傾向となっていますが、これに関しておナス、昨日意外なことを知りました。大阪では「3月に夏日を記録したことがない」んだそうです!
ウェザーニューズさんの動画、これは今日の日付なのですが。「大阪は史上最早の夏日か?」となってます。あったかい(おナスの感想)大阪で過去3月に夏日を記録したことがない、ですと?
で、気象庁さんのサイトを確認してもですね。今年の3月11日に観測した最高気温24.6℃が過去最高なんですね。それを含めての24℃オーバーが過去4回しかありませんので、今年は「ずいぶんあったかいんですね!」となってますよ、おナス。
意外と記録はあるみたい
でまあ、ちょっと気になって確認したんですよ、3月の夏日観測。大阪よりは幾分気温が低い名古屋では、1945年に25.8℃を観測して以降これを含めて5回、3月に夏日を観測しています。
同じ太平洋ベルト地帯に位置して大阪より気温の低い東京でも、1941年に25.2℃を観測してから4回あります。100年以上の観測歴の中で、5回とか4回の出現率ですからはっきり言ってスーパーレア級なのでは?という気はしますが、それでも存在はしてるわけなんですよね、3月の夏日。
自称・気象DBから見たちょっと興味深い?結果
というわけで。1981年から2022年までの気温観測記録しか収載していませんが、気象庁のサイトを見るのはいろいろめんどくさいので、たぶん官署観測点は網羅しているハズの自称・気象DBのデータを確認してみることにします。
3月の夏日といっても、熱帯に位置する南鳥島とかは普通にありますので、そういった観測点を除外はするのですけれども。さしあたって小笠原諸島と南西諸島を除いたデータを確認したところですね。
こんな感じになりました。雑にまとめますと
- 九州は10日以上観測している地点が多い
- 本州では熊谷と甲府が突出
- 四国や中国地方が意外と少ない
- 山陰や北陸で観測している(浜田~高田)
- 北関東でも観測している
- 最北端は福島(北緯37度45分)
かなと思います。
そんなに不思議な話ではない?
とはいえ、このように3月の夏日って「気温がぐん!と上昇することがある」地点で増えるのはなんとなく納得できる話ではあります。たとえば熊谷や甲府、日田は内陸に位置していて気温の日較差が大きいですし、春の立ち上がりが遅いはずの北陸は、フェーン現象の影響があります。
だからこそ、温かい(事実夏は暑い)大阪で3月の夏日が観測されていない、と聞いたときは「ええーっ!」とぼのぼの状態になってしまったんですよね。これも瀬戸内での観測記録が意外に少ないことを知ると、納得ではあります。ただ、今日の最高気温予想は26℃ですので、大阪の「ええーっ!」は昨日限りになることでしょう。
(追記:2023年3月22日 16:40時点での大阪の最高気温は25.2℃です)
話はかわりますが、わがナスビタウンこと長野県松本における1981年から2022年における3月の最高気温記録は、24.9℃だったりします。お、惜しい!と言いますか、実は1980年以前に2回ほど観測はしていたのでした。
当地、梅の花がいい感じになってきています。桜もそろそろかも。春まだ浅いナスビタウンから、おナスでした。