スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

一月で一番「暑い」日を探して。

今日は寒いんですけど、高温情報出てますね。おナスです。

めったにいただけない豆餅!

今ほどナスビ王国方面の雪の状況を確認してもらったんですが、ひとまず「今日はじめて除雪車が出てきた」というレベルだそうです。ちょっと安心したところで。

1月って、日最高気温ってMaxでどれくらい上がるんでしょうか?そんなことを思い、ちょっと確認してみました。使ったのはおナス謹製の「自称・気象DB」で、1981年から2021年のデータです。

一番上がらないのはやはり北海道

アメダス全地点のデータが入ってるわけではないのですが、おナス謹製の自称気象DBに問い合わせてみました。北日本は官署データを登録済みなのですが、東日本から西日本、南日本はこれからですので、データには一部偏りがあることをあらかじめご承知ください。

期間中の最高気温が一番上がらなかった地点上位5つ10こはこんな感じでした。

# 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高
1 宗谷岬 4.8 6 羽幌 7.4
2 北見枝幸 6.6 7 納沙布 7.5
3 旭川 6.8 8 雄武 7.6
4 釧路 7.3 9 留萌 7.8
5 稚内 7.4 10 岩見沢 8

これで見ると、宗谷岬だけは5.0℃を上回っていません。そんなに遠くない稚内で7.4℃を記録しているのはちょっと不思議な感じもしますが、そこそこ条件違うんでしょうね。

ほっかいどーはいいどー(特急北斗の車内)

もしかしてと思って礼文と沓形(利尻島)を確認したところ、それぞれ6.9℃と7.3℃が出ました。うん、対馬暖流とオホーツク海流氷のせめぎあいなのかしら(妄想)おナスのロマンは北にあります(妄想暴走中)

本州で低かったのはほぼ東北地方

北海道、都市化が進んでいる札幌でも8.5℃ですので。10℃を超えた観測点ってないのでは?とおもったら。広尾、道南江差、小樽が10℃超えでした。小樽は11℃で、本州では一番低かったむつの10.9℃を上回っています。

というわけで、むつに続いて低い地点はこんな感じでした。

# 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高
1 若松 11.7 6 信濃町 13.1
2 新庄 11.8 7 盛岡 13.2
3 青森 12 8 深浦 13.8
4 浪合 12.5 9 石巻 14.4
5 秋田 12.6 10 酒田 14.8

信濃町(おナスの趣味でデータ入れてます)以外は全部東北地方でした。それでも、北海道各地よりだいぶ高い値が記録されているのは、緯度の差って大きいのね、という感じでしょうか。

ナスビ王国のげんじつ・・・

なお、ここから先は15℃以上となります。

# 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高
1 八戸 15 6 宮古 15.8
2 関山 15.2 7 長野 15.9
3 新潟 15.3 8 高山 15.9
4 山形 15.5 9 大津 16.5
5 仙台 15.6 10 大船渡 16.8

ナスビ王国近隣の関山が入ったり、長野が入ってますね。それにしても、大津パイセンなんでや……

ナスビタウン近辺は群雄割拠?

なお、ナスビタウン松本は17.7℃が1月の期間中最高温となっております。これ、前後を見るとなかなかなカオスになっているなと感じます。

# 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高
1 岐阜 17.3 6 宇都宮 17.7 11 福島 17.8
2 糸魚川 17.5 7 松本 17.7 12 水戸 17.9
3 広島 17.5 8 名古屋 17.7 13 17.9
4 福井 17.6 9 高田 17.7 14 小名浜 18.1
5 神戸 17.6 10 山口 17.7 15 浜松 18.3

実は上の2つの表の間に岡山、白河、京都がはさまっているんですけどね。それだけでも「中国地方と近畿地方のサンドイッチになった東北地方」という不思議?な状態なのですが。

ガチガチが日常のナスビタウン

とうとう、西は山口県まで進んじゃいました。この時点では四国にも九州にも上陸は果たせていないんですが、高松が18.9℃で、厳原が19.2℃、飯塚で19.3℃があってようやく北海道・本州以外にも出てくるわけです。あくまで自称・気象DB上では、です。

ああ20℃近辺

このあと、大阪が19.1℃で続きます。大阪って東京や名古屋に比べるとちょっと気温高いですから、ここは納得なのですが。実は東京ってギリで20℃に達していなかったんです。

# 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高
1 横浜 19.7 6 館山 20.2
2 東京 19.9 7 松山 20.3
3 勝浦 19.9 8 大分 20.4
4 潮岬 20 9 金沢 20.5
5 福岡 20.1 10 長崎 20.5

20℃を超えるのは、本州でたぶん一番南にある観測点、潮岬からだったりします。あと福岡とか、温暖なイメージのある房総半島南部とも20℃こえてますね。このあたりはやはり「くろしおパワー」なのかも、なんてことを感じました。

1月の真夏日はさすがに存在せず

以前にも書いたと思うんですが、1月に真夏日を記録した観測点というのは過去に存在しなかったのです。で、今回チェックしたのですが、やはりありませんでした。

# 地点名 期間中最高 # 地点名 期間中最高
1 鹿児島 22.3 6 与那国島 26.6
2 尾鷲 22.4 7 南大東 26.8
3 徳島 22.5 8 名瀬 26.9
4 高知 23 9 那覇 27
5 宮崎 24.6 10 南鳥島 29.7

これがトップ10というかボトム10というか、なんですが。夏日を記録しているのはいずれも島嶼部なんですよね。なお、宮崎は1950年に、自称・気象DBにデータは収録していないんですが油津は1969年にそれぞれ夏日を記録していますが、1981年以降ではないのでノーカウントということでお願いします。

「夏日とかどこの話かなー」「ねー」

それはともかく、尾鷲とか徳島とか高知とか。四島で高い気温を記録しているのはやはり「くろしお」の影響なのかなーとか思っちゃいました。ああ、まあ、この季節って南に行けばそれだけ暖気がある可能性が高いんでしょうけど。

なお、予想通り最高を記録した南鳥島は東京都で、一般人が立ち入る手段はありません。気候的には「サバナ気候」なんですよね。四季とも暑い感じですが、一応1月は一番寒いみたいで平均気温は22℃ほどです。てか、あったかいよねそれ。

記録更新箇所は出るのか?

この先一週間ほど、この季節としては異例の温かさになるところが多くなりそうです。そうなったときに、どのくらいまで気温が上昇するのか?も気になるところではありますよね。

で、気象庁のサイトを見てみますと。

www.jma.go.jp

13日の金曜日、札幌の最高気温が9℃になりそうです。実は札幌、1930年以前に10℃超えを2回観測しており、観測史上最高とはならないのですが、ここ40年ほどでは一番気温が上がる1月の日、というのは更新できる可能性はありそうです。

ほか、青森で13℃予想もあります。北日本ではかなりな高温を記録しそうです。もちろん、この高温はほんのひとときで、また寒くはなっちゃうんですけどね。平年比では少し高い感じで推移しそうな雰囲気です。

「やりすぎですよー」「な、ナスっ!」

想像以上の長文になってしまいました&そろそろ官署だけでも全部登録しなくちゃですね。次からはこの手のネタ記事分けようっと。おナスでした。