【七十二候】寒露末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
そうこうしているうちに霜降が。ナスライム(仮)です。
あ、まあ、寒露も末候。日本では蟋蟀在戸と書いて「きりぎりすとにあり」と読む、そんな時期です。これはまあ、キリギリスが戸のあたりで鳴く、というそんな季節です。うん、わかるような、ナスビタウンだともう終わってるんでは?みたいな感覚なような。
昆虫にはあまり詳しくありませんので、なんか実感がわかないなぁというのが率直なところなのですが。ともあれ、秋の夜長(本日のナスビタウン、昼の長さが11時間と5分ほど)に風邪をひかない範囲で窓をあけて、虫たちの奏でる音色に耳を澄ませてみるのも、いいかも知れませんね。
キクの花もきれいですよね
夏頃から美しい音色を聴かせてくれた昆虫たちですが、主役の座は変わっていきます。冬を目前にした今頃の主役が、多くの場合は戸口のキリギリスであるということなのでしょうか。やっぱり日が暮れたら、庭に出てみるとしましょう。
なお、中国では寒露末候は「菊有黄華」と書き「きくにこうかあり」みたいな感じで読むようですが、ナスライム的には「きくにきいろきはなあり」みたいに読みたいですね。
これはそのものズバリ「菊が黄色い花をつける」ということですよね。日本では寒露次候が「菊花開」ですから、そこから少し時間が経過して…ということで、なんとなくわかる気もします。
関係ないのですが、ナスライム庵の庭には12月から1月にかけて花をつけるいわゆる「寒菊」があります。10年以上も前に買い求めた処分品、3株のうち1株だけが元気に育っているものでして、庭の花がない時期は主に仏花として重宝します。
話がそれました。10月もとうとう下旬に入り、このナスも月末までにひとつ、年をとる予定です。というか2ヶ月で年末!気分が急に慌ただしくなってしまった、ナスライムでした。