寒気団(さむけだんと読みたい)のピークは通過したとはいえ。寒いですね。ナスライム(仮)です。
少しでもあたたかい雰囲気をと思って、以前撮影しといた野ばらの花の写真なんぞをアップしたわけなんですが。ついったらんどで、面白い動画が紹介されていました。
地理ツールを使って、EXCELで地図を描くという方法だったんですけれども。地図を作る前に、いろいろなデータを引っ張って来れる!というところに惹かれました。というわけで、簡単な使い方をおさらいしておきましょう。
まず、EXCELを起動します。その上で、リボンの上のほうの「データ」タブをクリックしてください。以下のように表示が切り替わりますよー。
あらかじめいくつかデータを入力する感じですね。んでもって、入力したデータの範囲を指定してください。これに対して、「データの種類」のところをクリックすると、こんな感じで出てきます。今回は「地理(英語)」を選択してください。
そうするとあら不思議。じゃん!
こんな感じで、国名と都市名に変換してくれます。面白いのは、さきほど入力しておいたPROCだのDPRKだのがそれぞれ中国と北朝鮮に変換されているということ、TaeguはDaeguに変換されているということだったりします。
実は多少のスペルミスにも対応してくれます。MongoliaをMongoriaと入力しても、ちゃんとMongoliaになおしてくれたりするんですよね。いや、なんかすごいよEXCEL。
さらに、ここからが凄いんです。国ごと・都市ごとに、さまざまなデータを呼び出せるんですよね。手始めに、日本のセルを選んで、右上に出てくる小さなアイコンをクリックしてみます。
なんといいますか、一番手っ取り早いのが「人口」ですから、そちらを選んでみます。じゃがじゃん!
そうすると、日本の人口が貼り付けられるんですね。地理データのPopulationという関数で求められるようです。
なお、一括での変換も可能でして。複数のセルを選択して、変換するデータを指定してください。
結果はこうなります。
というわけで、東アジアを中心に各国のいろいろを並べてみました。
これ、実はデータとしては年が揃っていなかったりするので、単純な比較はできないんですよね。例えば日本のデータも、人口が2020年、GDPが2019年だったりするので、ここでは計算で求めている1人あたりGDPの数値はあくまで参考値ですし、台湾に至っては人口とGDPは10年近く前のデータですから、国との間での比較にも使えません。
ただ、それでも傾向を読み取ることができるわけですね。たとえば、都市圏に住んでいる人の比率(Urban Population Ratio、計算で求めてます)が高いのは日本、韓国、ロシア、ブルネイあたりである(シンガポールは当然100%)とか。出生率(Fertility Rate)が人口維持の水準を上回っているのはモンゴル、カンボジア、ラオス、インドネシア、東ティモール、パプアニューギニアくらいかなーとか。
あと、隣接する国々はその姿(ここで見える範囲です)も割と似通うな、といったところですね。カンボジアとラオス、日本と韓国といったあたりは、気候などの自然条件と経済の発展段階が近接していることもあって、かなり似た数値が出ています。まあ、これ以外の指標を入れたときに、いろいろ分かれるんでしょうね。
意外?に思えるところでは、ロシアと日本って人口そんなに離れていないなーとか。古い世代にはソビエト連邦のイメージが強くなるのですが、その総本山となるロシアってこのくらいの人口だったのね、と感じます。ええ、古いナスライムなんですよう。
これ、一回で書ききれないんで、続きが書ければ書こうかと思います。
というわけで年末ですね。あたたかい春が来るのを待ちわびてるナスライム(インド原産、あ、ナスはインド東部が原産地と言われてるみたいです)でした。