夏なものナスから、暑苦しい話題になるのはごめんなさいですよ。おナスです。
今年の暑さはやはり結構厳しくて、ナスビ庵では史上はじめて?毎日のようにエアコン点けてるんですけどね。聞こえてきたのはこんなニュースだったりします。うん、暑苦しいですね。
7月の月間通しての平均気温なんですが、東京都心で過去最高の28.7℃を記録したというじゃありませんか。えとですね、これ、最高気温の平均じゃなくって、ガチの平均気温です。
まあ、上には上がありまして。7月ということになりますと、かつて広島やら福岡で平均気温が30.0℃になったことがありますが、それはひとまずおいときまして。赤道直下のシンガポールで、一番暑い5月の平均気温(1991年-2020年)が28.6℃ということですから、現実にかなり厳しい暑さだったのだと思います。
先月の高温傾向は北日本で顕著だったようで、なんといいますかいろいろ影響が心配です。あまり暑すぎるとお米等、農作物にも影響出ますからね。おナスは田舎ナスなもので、気になるポイントはやはりそちらだったりします。
ナスビタウン&ナスビ王国の2023年7月は?
というわけで、ナスビタウンとナスビ王国は実際どうだったのか、見てみましょう。まずはナスビタウン(長野県松本市)ですが、今年7月の平均気温は25.9℃でした。
7月としては4位タイの記録で、最高というわけでもなかったんですね。詳細に見てみると、上旬の平均気温が24.4℃でして、たしかに7月頭は割と過ごしやすかったな、となってます。下旬になっていろいろ厳しくなった感じですね。
ナスビ王国(新潟県妙高市)の場合は、王宮があるポイントより120メートルほど標高が高い関山が観測地点ですので、その分を考える(垂直較差分の0.7℃プラスする)必要はありますが。観測点のデータとしては25.0℃で、7月では観測史上2位となっております。
うん、まあ、なんだかんだで、おナスにゆかりのあるエリアでもいろいろ暑いんだなぁ、とそんなことを思っております。海沿いの暖地ほどではないにしても、ですが。
まさかの「月間平均気温30℃」が日本でも結構見られてる
というわけで。日本においても、この月間平均気温30℃以上というケース、ちょこっと書いた通り限られた地点で限られた回数ではあるのですが、京阪神や名古屋、福岡などの太平洋ベルト地帯の各都市を中心に、1994年以降散発的に記録されています。
しつこいんですがこれ、「最高気温」の「平均」が30℃ではありません。それまでは1964年8月に大阪で観測した29.6℃の記録が長らく破られていなかったのですが、おナスが把握している範囲では糸魚川が1985年8月に29.8℃と記録を塗り替えてます。あ、この年の北陸は規格外の夏ではありました。
それでも、1994年7月に29.9℃を観測して王座に返り咲き?8月には30.2℃とおそらく日本国内でははじめて*1、月の平均気温30℃を達成したのです。まあ、このあたりまとまったデータとかないので実際にはどうだったのか?軽く謎なんで、自称・気象DBに官署のデータだけでも格納して調べようかと思います。
というわけで、1994年がそれまでにあまり経験がないレベルでの暑い夏だった(1985年もそう)のはおナスも記憶していまして、実際に札幌まで逃亡したんですよね、おナス。
話を戻しますと。世界中あちこちで暑さのタガが外れておりまして。短期間にこれだけの気温の上下動が激しくなりますと、やはり地球の温暖化ということについて、少し考えたほうがいいかもとはなっております。おナスの考え休むに似たり、ではありますけれどね。
とりあえずわがナスビ庵ではクールシェア心がけてます。まずはできることから、おナスでした。
*1:広島で1994年7月に月平均気温30℃以上となったことをあとから確認