地元でないと入手困難なアイテムってありますよね。おナスです。
例年、初夏から盛夏にかけて出荷されるんですが、直江津(上越市)産のトマトというのがあります。こちら、地元となる新潟県上越地方以外では見たことがないんですが。
美味しいんですよ。たまたま、親戚の商店にたくさん入荷されていましたので。大人買いをしてしまいました。ざっくり2000円ほどですが、この季節のトマトであれば決して高くはない、と思います。
購入後10日が経過しましたが、まだ少し残ってます。気温もあがってきて熟成が早く進みますので、完熟に近い状態ですので早めにいただかないと、ですね。
歴史ある?上越地域のトマト栽培
蕃茄(夏のナス)という別名を持つトマト。実際にナスの仲間なんですけれども。渡来は江戸時代のはじめ頃とされており、当時は観賞用あるいは薬用として用いられていたといいます。
食用としての栽培がはじまったのが明治期と言われていますが、あまり普及しなかったようで、実際にトマトが日本で広く食卓に並ぶようになったのは昭和のはじめ以降だそうです。
んで、明治から大正にかけて、この新潟県上越地域にはトマト栽培が広まったのではないかなと思っているんです。というのも、同時代にキリスト教の宣教師としてカナダ・オンタリオ州から渡ってきたダニエル・ノーマンさんがですね。換金作物としてトマト栽培を広めた、という話が伝わっているからです。
上越市のトマト栽培は新潟県内屈指の歴史を誇るということです。リンクがつながらないんですが、なんとなくつながる気もしております。
ノーマンさんは長野市石堂に居を構え、軽井沢にも別荘を持っていましたが、活動範囲は現在あらかた第三セクターになってしまった信越本線の沿線、軽井沢から直江津あたりまでだったんですよね。
して、おナスのけついは?
前述の通り、このあたりは不正確なところが多いため、もう少し歴史を探っていきたいなぁという感じですけどね。ハーバートさんを研究している友人がいますので「またか」と呆れられながらも、教えを請いに行くとしますか。何十年かぶりでカナダ大使館に行くのも「あり」かも知れません。
というわけでおナスは今年、狭い庭でプチトマトを栽培する決心をしました。土作りとかめんどくさいんで、もちろんプランター栽培です。元肥になるものは十分ありますので、追肥とかを適切?に行ってたくさん収穫したいところですね。
トマトが美味しい季節到来なおナスでした。よい週末をお過ごしくださいね。