当たらなければどうということはない、という名言?もありますが。おナスです。
昨日、ナスビ王国に日帰りで行ってきたのですが。帰り道のNHKラジオ気象情報で聞こえてきた「JPCZ」なる用語が気になりました。いや、聞いたことがある気はするんですが、よく覚えていないんですよ。
というわけでちょろっと調べましたらですね。このサイトがトップに出てきました。
どうも、Japan-sea Polar airmass Convergence Zone=日本海寒帯気団収束帯の頭文字をとったもののようです、ってこれは見ればわかりますが。「寒帯気団」ってのが含まれているあたりに、なんともいえず強力なものを感じます。
というわけで、これはいったいどういうものなのかといいますとですね。北極からの寒気が日本列島まで南下する場合、コースの途中には白頭山(中国では長白山)というとても大きな山がありまして。
寒気はこれにぶつかると2方向に分かれます。そのままさようならとなれば問題ないのですが、そうは問屋が卸さないんですね。日本海を南東に進んで、本州が近くなったところで再び合流!しちゃうんです。やめてー!
そうするとパワーアップ(比喩)して。実際には風がぶつかって、雲ができやすくなるんですね。これがJPCZと呼ばれるもの、なんだそうです。
そして日本海は対馬海流が流れ込む表面は温かい海ですから、そこで水分が追加供給されます。ひーーーー。
で、JPCZのときの特徴としては
- 山でも降るけど里雪傾向が出やすい
- 連続的に流れる雪雲で東海地方などでも雪が降りやすい
ってことなんだそうです。東海地方は北西方向の山が比較的薄いですから、もともと雪が降りやすい傾向はあるんだとは思うんですけどね。でもって、天気図を見ますとですね。
こんな感じです。日本海上に「く」の字みたいな等圧線が出てるときは、JPCZに警戒なんだそうですが。出ちゃってますね...
ともかく。日本海側中心にかなり危険そうな雰囲気はありますので。今日から明日にかけては、関係方面の方はお出かけを控え、ご安全にお過ごしくださいませ。
冬至寒波では豪雪にはならなさそうなのがちょっと申し訳ないナスビタウンより、おナスでした。くれぐれもご安全に、です。