スライムびより(ナスビもね!)

IT(笑)やら日々の生活の小ネタ。時に風物を取り上げることも。

【七十二候】夏至次候:菖蒲華(あやめ花咲く)

梅雨明けらしいので、ものすごーい高温もそりゃそうなんですが…ナスライム(仮)です。いや、こんな6月アリエナイとおもうの…

これはナスビ王国の「あやめ」2019年5月24日撮影

というわけで、夏至から一週間ちょっと。初候から次候に移りまして。今は「菖蒲華」です。あやめはなさく、と読むんだそうですね。

あやめというと…なんかいろんな種類が思い浮かびます。ナスビ王国の王庭にも咲いてる場所があったりもするんですけどね。花の時期が5月とかなので、これ、あやめと思っていたんですが…もしかして違うの?

本当は種類が多いあやめの仲間

ええと、あやめみたいに呼ばれる植物って結構多いみたいです。

いずれアヤメかカキツバタ…  Image from www.photo-ac.com
  • あやめ
  • 杜若(かきつばた)
  • 花菖蒲(はなしょうぶ)
  • アイリス(ダッチアイリス、ジャーマンアイリス

こんな感じですね。このあたり、全部「アヤメ科アヤメ属」なんだそうで、そりゃ区別も難しいですよね、となってるナスライムです。

ジャーマンアイリス。色の種類はとても豊富です。  Image from pixabay.com

ジャーマンアイリスは花にフリルがついてて見た目「ゴージャス!」な感じ(ナスライムの感想)がするので、すぐにわかると思います。他は割と差が細かいみたいで、具体的な見分け方は花や葉っぱの特徴を見るんだそうですが、例えば咲いてる場所からはこんな感じです。

  • 乾地に咲くのがあやめ、ダッチアイリス、ジャーマンアイリス
  • 湿地に咲くのがかきつばた
  • 乾地でも湿地でもあるのが花しょうぶ

ダッチアイリスは東洋のあやめに近い感じかも。  Image from pixabay.com

花の咲く時期はこんな感じですね。おそらく関東地方基準だと思うんですが

  • 5月上旬に咲くのがあやめ(別の資料では5月とされています)
  • 5月中旬に咲くのがかきつばた(5月~6月中旬)
  • 5月下旬から6月に咲くのが花しょうぶ(6月~7月中旬)

どうやら、花しょうぶが正解!のようですね。

ハナショウブ、これも綺麗ですね。  Image from www.photoac.com

え?あやめじゃないの?ま、まあ「あやめ」は要するに「あやめっぽい花」ということなんでしょう。基本的によく似た花をつけますから、そのあたりの「細かい話はおいといて」ということなのかな、なんてことを思います。

なお、中国では夏至次候は「蜩始鳴」となります。セミが鳴き始める頃ですから、感覚的に「わかるー」という方も多いかと思います。まあでも日本は通常梅雨時なので、セミの声はまだでしょうか。

暖地にいる、クマゼミさんの声が懐かしいような怖いような。ナスライム(仮)でした。