ちょっと冷えました。おナス(正式)です。
朝のゴミ出し時、西側にある丘に、満月が沈んでいくのを目にすることができました。なかなかいい感じではあったのですが、手持ちのスマートフォンではおさめることができませんでした。ちょっと残念です。
ボーナス支給日という人も多いかも
さて、お勤めの方でしたら、今日がボーナス支給日という人も多いかと思います。例年ですと12月10日とかですが、明日10日はお休みですので1日繰り上がる感じですね。
で、このボーナス支給日あたりが、このブログでもよくネタにする「一年で一番日没時刻が早い頃」だったりします。んで、夏のボーナスが7月10日支給の場合、そちらはほぼ「一年で一番日没時刻が遅い頃」なんですよね。うん、面白いかも。
ボーナスに縁がないおナスがこの話をしても虚しいですから、もとに戻しますね。ええと、一昨日の大雪から明後日くらいまでが大雪初候の「閉塞成冬」です。そらさむくふゆとなる、と読みます。
閉じる+塞ぐで「閉塞」
これ、中国では小雪末候にあたる「閉塞而成冬」とちょっと似てますよね。いずれにしても、雪や雨をもたらす分厚い雲が垂れ込めて、おそらく空を閉じて塞ぐ、そんな季節の到来を言っているのでしょう。
ところで、これ塞ぐのは青空ということで、陰鬱なイメージがあるかもしれません。でも、雲のおふとんには、冷え込みを防ぐ効果もあるんですよね。ナスビタウンがある長野県の松本平周辺では「雪が降らないから寒い」ということが時に言われます。
「ええ?雪が降らなければ温かいのでは?」と思うかもしれません。しかし、雪が降らないと夜間から早朝にかけて放射冷却が発生し、思わぬ冷え込みとなります。昼は確かに日差しがある分温かくはなるのですが、それが全部夜、宇宙へと逃げていきます。
厚い雲が空を閉じて塞ぐのは、悪いことばかりではありません。青空は恋しくなりますけどね。今回の七十二候は、太平洋側ではなく、日本海側の感覚に近いものかもしれません。
中国では「鶡鴠不鳴」
大雪の初候、中国では「鶡鴠不鳴」となります。読み方は「かっちょうなかず」で、ミミキジが鳴かなくなる頃という意味のようです。
このミミキジは中国の河北省、陝西省の固有種とのことで、これは日本では題材になりえない鳥さんですよね。ともあれ、鳥さんの鳴き声の季節を感じるというのは、万国共通なのかもしれない、そんなことを思いました。
光は初冬から、いよいよ仲冬すなわち厳冬期に入りました。気温もあとから追いかけてきます。寒さの中にも、楽しみを見出したいですね。
素敵な週末を。おナスでした。