まだ9月半ばくらいの陽気らしいですよ。ナスライム(仮)です。
秋分から10日が経過し、今日辺りから秋分も末候、水始涸に入ります。読み方は「みずはじめてかる」で、意味は「田畑の水を干し始める」といったところでしょうか。
もう少し細かく説明しますと、稲刈りのために田んぼの水を止めはじめる時期、となります。これは中国も同じで、まあ、稲作はそちらから伝来してきていますので、決して不思議ではありません。
実際には、既に稲刈りを終えている地域も少なくないかと思います。早生種でしたら田植えも早く、当然ながら稲刈りも早いですからね。これから稲刈りを迎えるのは、主に晩稲種になるのかと思います。
今はコンバイン(正しくはコンバイン・ハーベスターだそうです)で収穫と同時に脱穀まで終えて、機械乾燥を行うのが主流だと思うのですが。こういう形での、はざかけで乾燥したお米ってほんとおいしいんですよね。
ちなみに、ナスビタウン周辺と、ナスビ王国界隈では「はざかけ」と少し訛るようです。なんか面白いかも。
その昔ナスビ王国周辺ではこのように、高い木を利用して幾層にもなったはさ木を利用して乾燥していました。お手伝いしたこともあります。今はこういった形で稲を干しているシーン、あまり見かけなくなりました。
ともあれ、稲刈りが終わったら。昔ほどではなくなったものの、長くて厳しい冬の準備が本格化することとなります。
冬は冬で、こういう美しい風景を目にすることもできるんですけどね。ナスビタウンはほぼ降雪がありませんので、もっと荒涼とした感じになっちゃったりしますので、少しだけうらやましくなります。
雪の苦労は知っておりますので、無責任なことは言ってはいけないんですけどね。というわけで、秋来たら春も遠くないよう!と言い放って終わります。ナスライムでした。