寒さと雪はこれから!大雪ってなんの事なの?おナス(正式)です。
というわけで大雪は過ぎ、冬至に突入しました。小寒を迎える頃まで日の出はゆーっくり遅くなっていくわけですが。七十二候では冬至の初候は「乃東生」でして、なつかれくさしょうず、と読みます。
ん?なつかれくさ?
なつかれくさ、ですか。なつきたがる草なのか、なんか疲れた草なのか。おナスの足りないアタマの中でそんなくだらない考えがぐるぐるしているんですが。それはそうとその名前、聞き覚えありませんか?
じゃがじゃん!そうなんです。今から半年前、夏至の初候がまさに「なつかれくさかるる」なんですね。おさらいしておきますと、ウツボグサのことを示すようです。あとウツボグサは「かこそう」と読むらしいというのもポイントでしょうか。
こんな時期に芽を出すんですねぇ。ちょっとびっくりしています。しかも枯れるのが半年後、だから夏枯草なんでしょうけれども。ちょっと不思議な感じはしますが……
意外とある?「夏に枯れる草」
気温が高く、日の出ている時間も長い夏は、植物たちにとっては書き入れ時(誤変換じゃありませんよ)に思えるのですが。実は夏に地表部が枯れてしまう植物って意外とあるっぽいんですよね。
たとえば花の色がおナスと同じカタクリとか。
アズマイチゲをはじめ、イチリンソウやニリンソウなど、春先に花をつけるキンポウゲ科の植物とかですね。スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物たちは、夏を迎えるか迎えないかのうちに、地上部を枯らしてしまうのです。
おそらくですが、気温がまだ低いことから競合相手の少ない春先に葉を出し花をつけて、他が元気になる前に栄養を蓄えようという生存戦略なのかな、なんてことを思います。実は春って日の当たる時間も長いですからね。
というわけで、素敵なページを見つけました。よろしければ。
植物たち、春を迎える準備をしているわけですねぇ。
中国では「蚯蚓結」
冬至初候、中国では「蚯蚓結」となります。「きゅういんむすぶ」と読みますが、蚯蚓はミミズのことで、ミミズさんたちが土の下で一緒になって越冬をする、そんな雰囲気なのかなと思います。
寒いですからね。といっても、おナスが知ってる(つもり)のは亡父や叔父から聞いた、中国東北での暮らしなんですけれども。ソウルですらガクブルなおナスに中国東北は無理です。とはいえ1940年代の中国東北にも、オンドルはあったので室内は快適だったようですよ。
話がそれました。冬は特に同じ部屋でみんなで過ごすのがよいとおナスは思っているのですが、燃料高や二酸化炭素の排出といったいろいろを考えると、それをさらに強く感じます。ともあれ、寒いのはつらいですから、暖かくしてお過ごしくださいね。
おナスでした。素敵な週末をお過ごしくださいナスぇ。